トミー=アングラー・作 いまえよしとも・訳
ビッグブックを借りてしまいました。非常に大きくて自転車で取りに行って帰りはカゴからはみ出して大変でした。 でも娘、幼稚園から戻ると真っ先に目ざとく気付き、読んで読んで攻撃。 泥棒一味の三人組。この三人組に出会ったら、もう誰も逆らえない。持ってるものはすべて三人組に取り上げられてしまいます。 奪った宝はすべて三人組の隠れ家へ。 ある日、またまた三人組、宝を奪おうと馬車を襲った。ところがこの馬車にいるのはたった一人の可哀相な少女だけ。 宝の代わりにこの少女を連れ帰り、一緒に暮らし始めた。この少女、意地悪なおばさんのところへ行くところだったので、この三人組に出会えてよかった。 以来この三人組は国中の可哀相な子ども達を集めて、幸せな町ができたというお話。 物語の温かさはもちろん、大きなビッグブックで読むと、迫力もあり、娘が一人でページをめくっては、 「三人のおばけがやってきました。女の子と一緒に暮らして・・・」と語り聞かされた言葉を断片的に繋いで、絵を見ながら自分でお話を作ってるんです。 なんだか微笑ましいです。
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川端誠 作・絵
有名な落語ですね。 でも「じゅげむじゅげむ~」って最後まで言えますか? 私は無理でした。「じゅげむじゅげむ、五劫のすりきれ」くらいまでしか覚えてなくて、今NHKの「にほんごであそぼう」で「じゅげむ」の歌やってるんです。 子どもたちの方が早い早い。3歳の娘も大好きで、リズムに合わせて歌うと喜びます。 で、名前のなが~~~~い男の子。あまりにも長すぎて、呼んでる間にいろんな出来事が終わっちゃう、っていうお話ですね。 でも私が子どもの頃に聞いた話では、井戸で溺れて、助けを呼びに行こうと名前を呼んでも途中で間違えたりつっかえたりしてるうちに、死んでしまう、って話だったのですが。 オチはいろいろあるんでしょうか。でも子どもに聞かせるにはちょっと残酷な気もしますので、この絵本のような話でちょうどいいのではないでしょうか。
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キャサリン・ホラバード・作 おかだよしえ・訳
ダンスの大好きなアンジェリーナに妹が生まれました。 お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんな妹のことばかり。 誰もアンジェリーナのダンスにも、バレエの先生からもらったごほうびにも気付いてくれません。 あんなに妹が生まれることを楽しみにしていたアンジェリーナだったのに。こんなはずじゃなかった、こんな寂しい思いをするなら妹なんていらない!!!! そのアンジェリーナの心の叫びは、私の心に突き刺さりました。 かつて息子に妹ができたとき、まったく同じ状況になったことがあり、同じセリフを息子が言ったからなんです。 でも私は、アンジェリーナのお母さんのように、自分に余裕がなく、なんと冷たい態度を取ってしまったことでしょう。 この絵本を読んでいるうちに、どんどん涙が出てきて、3歳の娘は私の顔を心配そうに覗いているし、これは是非とも息子と共に読みたい!と、自らこの絵本を指定して読みました。 息子に、 「アンジェリーナと同じ気持ちだった?ごめんね」と言うと、 「え~。忘れちゃった。覚えてないし。でもそんなに思ってなかった」 強がりなのか、なんなのか。 ただ我が息子の最大の長所は、引きずらないところなんですね。切り替えが早いといいますか。怒られてても振り向いた瞬間に「ねえ、おやつ食べていい?」と来るんですから。それが欠点でもあるんですけど。 でもこの絵本は、お母さんの胸にグッと来る一冊でした。
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川端誠 作・絵
落語ですね。一度読んだだけでは子どもたちにはオチが分からないようで、途中、息子に「落語ってなに?」と聞かれ、う~ん。 いろんな話を聞かせてみんなを笑わせたり怖がらせたり・・・昔はテレビがないからテレビの代わりにお話で楽しませるのを落語っていうんだよ。 としどろもどろになりながら、本当にそれでいいかしら?と思いつつ、まあ、一応分かったようなので、話の続き。 何度も読み聞かせるうちに、落語家になったつもりで、ここは笑うとこなんだよ、という部分はちょっとアクセントつけたり目をじ~~っと見ながら伝えたり、と日本の文化という感じでいい絵本ではないでしょうか。 で、このお話は、「目黒のさんま」なわけです。昔はさんまは庶民の食べ物だそうで、お殿様は決して食べてはいけなかったそうな。 ところが、出かけた途中でさんまのいい匂いに我慢できなくなったお殿様、家来に持ってこさせ初めて食べた。食べたところが「めぐろ」=目黒。以来この味が忘れられなくて。 ですが、お殿様がさんまを食べたことは絶対に言ってはいけない、ばれてはいけない出来事。 しかしこのお殿様、あまり事態が分かってないらしく、あらゆる場面でポロポロと・・・。 とまあ、読めば読むほど味があって面白いですね。
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秋山あゆ子 絵・作
やったぁ~!ついに出ました「くものすおやぶん」第二弾! これは7歳の息子が大好きで、はるらんまんのむしのまち♪から始まる物語を、時代物らしく声に音程、節つけて読むと、子どもよりも自分の方が世界にハマってしまいます。 第二弾は、ここはむしまち、むしのまち、から始まりますが、どこからか拍子木というのでしょうか、コンコンコンコン♪と聞こえて始まり始まり~~という声が聞こえてきそうです。 今回くものす親分を悩ませるのは、つくつくじの和尚から本堂に泥の足跡、仏様泥棒現れた!との事件。仏様を盗もうなんざふてぇやどうだぜぃ、と言いそう言いそう、と思っていたら、本当に言っていました。 子分のぴょんきちを囮にして、正体を突き止めるって寸法だ! ぴょんきち、仏様になりすましてわざと泥棒たちに盗ませた。みんなで触るもんだから、ぴょんきち堪えきれず「くすぐった~い」 さてさて、泥棒の正体は?そしてそんな罰当たりなことをする理由とは? ちょっと寂しくなって、だけど力を合わせて頑張る姿に、むしまちは平和が戻り、一件落着!! 本当に楽しい絵本です。くものすおやぶんにはこれからも活躍してもらいたいですね。 関連作品↓
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黒川みつひろ 作・絵
息子は迷路絵本や絵探し絵本が大好きです!! 「時の迷路」「文明の迷路」「ミッケ」シリーズ、「どこどこどこ」、そしてさらにまた息子の宝の一冊が加わりました。 しかも黒川みつひろさんのサインと絵入り!! 「ドラゴン学」と違って、これは息子本人が上野の森の親子フェスタで選んだ本なので暇さえあればチャレンジしています。 ただし、いちいちゴールすると教えに来て、もう一度見せるんですよね。そのたびに道間違えて「あれ?」と再チャレンジするのを見させられるのは、少々面倒くさいです。 私は今までのトリケラトプスの話の中で巨大ワニが一番苦手なのですが、なぜか私がペラペラめくるとそのページになってしまって、怖いんです。おかげでGW中の伊豆旅行も、バナナワニ園だけは避けて通りました。
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ドゥガルド・A・スティール、S.A.S.D 編集
いや~、こ、これは・・・。黒川みつひろさんに会いに行った上野の森の親子フェスタで、絵本を見ているうちに、息子が今興味を持っているピラミッドの本を発見。ところがドラゴンのモビールっていうんですか?それに惹かれてこちらを選んでしまいました。 本当は、息子が欲しかったのは違う本だったのですが、半ば強引に「どれにするの?これは?こっちは??」と決めさせてしまい、挙句の果てにこの「ドラゴン学」、その日だけで満足して終わってしまいました。 好きならば、かなり興味をそそられる本だと思います。 伝説の生き物ドラゴンの生態や呪文等々、ロマンのある一冊です。ただし、小学生の高学年くらいからでしょうか。 夢を持って手にすべき本ですね。
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深見春夫 作・絵
これはもう完璧に3歳の娘好みの絵本です! 彼女はパンや食べ物の書いてある絵本が大好き!しかもこの絵本には二人の兄妹が出てきます。 そこに注目して、「まるでお兄ちゃんとあなたね」と教えてあげた途端、大喜びで身を乗り出して聞き入ります。 お姫様からお誕生日パーティの招待状をもらった二人は、パンの汽車に乗ってお城に向かいます。途中いろんなお友だちを乗せて汽車は シュッ シュッ ポッポ 恐竜のぼうやがパンの橋を食べてしまって、ミルクの川に落ちてしまったり、カニパンに食べられてしまったり・・・。 最後はみんなでお城に到着するのですが、すべてパンなのが、娘の満足度を更にアップ。 おいしそうな絵本です。
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岩田一彦・著
理論社から出版されている、図鑑っていうんでしょうか。世界の遺跡でもこれは4巻、アフリカ・アメリカ発見篇ですね。 息子はエジプトのピラミッドに興味を持っていて、以前TBSで放送されたピラミッド特番を食い入るように見ていました。 でも怖かったらしいです。私も怖いと感じましたし。 古代のエジプト人はすごいです。謎です。天文学とか建築学とか、そんな古代に優れた技術と知識。 読んでいてもまだまだ理解できない部分はたくさんあります。 7歳の息子には難しい図鑑ですが、好きなら写真だけでも見て、探究心を育てるのもいいのではないかと思います。 ただやはりわが息子、DNAなのか・・・興味はあっても根性が乏しく、ちょっと読んでは分からなくなると放り出す、私にそっくりです。 でも大人の私にもいい勉強になります。タッシリ=ナジェールなど、そのまま写真の中から動き出しそうな気配さえ漂い、なぜか「王家の紋章」気分です。 モアイ像は以前見た「ナイト・ミュージアム」に出てきたので、息子はそこも中途半端な興味で読んでました。
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